スロージョギングの効果
「スロージョギング」は、がんばらずにゆっくり走るから、つらくないだけでなく、膝などの関節に負担が少ない。だから無理なく続けることができる走り方です。
また、ウォーキングと比べて約2倍のカロリーを消費できるので、効率的に体の変化を感じることができます。 減量、運動不足、そして、頭の活性化などに効果があります。
減量・体の引き締め
消費エネルギーはウォーキングの約2倍なので、減らせる脂肪も約2倍です。継続することで、カラダが軽くなって引き締まったボディラインになっていきます。
筋肉を使う
筋肉を使うことで、筋力がついて、基礎体力が上がっていき、より疲れにくくて動ける体に。日常生活のみならず、他の運動のパフォーマンスが上がることも期待できます。日常生活に、趣味に、よりアクティブな生活を楽しめます。
脳の活性化
走ることで、全身の血行がよくなるとともに、脳の血流量が増えます。それによって、記録力や認知機能が向上。また、脳の思考力を担う前頭葉の働きも活発になることがわかっています。走ったあとは、汗もかいて、頭もスッキリしますよ。
スロージョギングの走り方
- スピードは、笑顔を保って、隣の人と話ができるくらいにとにかくゆっくり。これをニコニコペースと言っています。ニコニコペースは人によって違うのですが、最初は歩くぐらいのスピード(時速4~5キロぐらい)を目安に、よりゆっくり走るのがよいです。慣れてくると、その人にとってのニコニコペースが少しずつ速くなりますが、それはよいです。ただし、走っていてハーハー言ったらスピードダウンをしてください。
- 歩幅はうんと小さく、一歩が10~20センチぐらい。一歩の幅は小さいですが、1分間に180歩を目指しましょう。5秒15歩を目安に歩数を数えてみてください。足の回転は結構早いです。一定のリズムで小さく足を出すことが大切です。
- かかとではなく足の指のつけ根で着地をします。足の指のつけ根とは、その場で軽くジャンプをした時に最初に床に足が着く場所です。これを「フォアフット着地」といい、足や膝への衝撃が小さく、膝への負担が少ないのです。着地した後は、足の裏全体を地面につけてよいです。
※つま先の指で着地しないように注意。
- あごを上げて、目線は遠方にもっていきます。のどが開いて、楽に呼吸ができます。
- 呼吸は自然のままで、特に意識しなくてよいです。口を軽く開いて、自然にゆったりと呼吸しましょう。
走るときのプラス情報
- スロージョギングの前に準備運動や終了後に整理運動はしなくて大丈夫です。ただ、してはいけないということではなく、前後にストレッチなどをするのもよいです。
- ウェアは動きやすければよく、シューズもランニングシューズでなくても、普通のスニーカーでもよいです。ただ、フォアフット着地をするには、クッションは厚すぎず、ペッタリとしたシューズのほうが合っています。
- 最初は「1日15分〜30分×週3回」を目標にやってみましょう。朝昼晩で小分けにして走っても効果は同じです。ちょっとした移動時間にこまめに小走りするのもよいです。
参考になるWEBサイト
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スロージョギングの解説動画(You tube)
「スロージョギングを始めよう!」
m.youtube.com/watch?v=F5DMNBAKdOU
※音声が聞けるところでご覧ください
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日本スロージョギング協会のホームページ
スロージョギングの普及をしています。教室などの紹介、資格認定制度、提唱者の田中宏暁先生の本の紹介などが載っています。